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MtG ArenaでMagic: The Gathering復帰したらやっぱり楽しかった

確か最後にリアルカードでやってたのはイニストラードブロックからラヴニカへの回帰ブロックあたりなので実に10年弱ぶりのMtGになるけど、やっぱりぶっちぎりに楽しい。初めてMtGに触れたのは第5版だったので1997年、StarCraftより長い付き合いになる。ずっとやってたわけじゃないけど。最近ちょっと禁止カード増えすぎたりあからさまな集金目的なおまけセットがあったりでWizardsちょっと叩かれ気味だけど、まぁやっぱり楽しい。MtG Arenaがモバイル対応もされたりでちょっと界隈が賑わっているみたいなので、MtG Arena楽しいね!という個人の感想を電子の海に残しておこうと思う。

初心者の人ほどPCでプレイしたほうが良いかも

長らくMtG絡みのデジタルゲームは失敗ばかりで、唯一長く稼働しているMagic Onlineは、どちらかというとリアルカードでばっちりプレイしている人がよりもっとプレイするためのプラットフォームという感じで、とてもじゃないが新規プレイヤーがやれるようなUIじゃなかった。おそらくHearthstoneの成功があってWizardsはずっとデジタル進出したかったんだろうけど、前述の通りMtG絡みのデジタルゲームは本当に酷い出来のものが多かったので、まさかArenaがこんなにプレイしやすいものになってるとは思わなかった。

ターンやスタックの概念がきちんと視覚的に分かるように出来ているし、特に設定を弄らずとも、インスタントタイミングなどで自分が使えるカードや起動出来る能力があればきちんとゲーム側が止まってくれる。経験者でも自分のようにブランクがあったり新セットの能力を覚えている最中だとすごく助かる。MtGはとても複雑なルールのゲームだけど、Arenaなら自然にプレイしながらルールを覚えることも(ベースが難しいことには変わりないが)ある程度は可能だと感じる。

しかしながら、唯一カードテキストを読むのはやっぱりPCの大画面じゃないとつらい。iPadでもサイズ的には問題ないけれど、自分はあくまで復帰勢なので最初すべてのカードを知らず、プレイしながら相手のカードを読むのがつらかった。モバイル版では長押ししながらじゃないと見られないんだけど、PCだとマウスオーバーするだけで見られるので知らないカードだらけでもまぁプレイ出来た。ただ、スタンダードの構築戦をプレイする場合はある程度相手の使ってくるデッキが限定されて、自分のデッキも把握しているので気軽にカードテキストが読めないiPadでもランク戦回すのがすごい楽だった。今の世の中にMtGをモバイル版から始めた人がどれぐらいいるのか分からないけど、スペック低くても動くのでぜひPCでプレイして欲しいな、と思った。もしかしたら「MtG気になってたんです!」っていう他カードゲーマーがArenaでMtGデビューした層ってのが多いのかもしれない。

もうすぐスタンダードのローテーションが入るので参入時期としては良いかも

自分はリアルカードでプレイしているときからスタンダードしかしていないので、モダンなどの楽しさは語れないが、スタンダード環境での構築戦とリミテッド(ドラフトやシールド)を楽しむには参入時期としては今はちょうど良いかもしれない。Arenaのモバイル対応で新規参入者が多少増えていると思うので初心者向けの情報などもちらほら見られるし、何よりスタンダード環境のセットローテーションが近い。

2021年7月にリリースされた『フォーゴトン・レルム探訪』が現スタンダード環境の最新のセットで、来月9月にリリース予定の新セット『イニストラード:真夜中の狩り』が出たら『ゼンディカーの夜明け』より前のセットはすべてスタンダードから落ちる。基本セットも含めて。なので9月前に感覚を取り戻したり基本ルールを覚えるのにはちょうど良い時期かもしれない。

リミテッドめっちゃ楽しい

自分はリアルカードでプレイしていたとき、なんとなく「リミテッド強い人かっこいい!」みたいな憧れを抱きつつ、あまりリミテッドをプレイしていなかった。こだわりが強いプレイヤーなのでずっと英語カードでプレイしていたんだけど、だいたいリアル店舗主催のドラフトやシールドのカジュアル大会に出場しても、配られるパックはもちろんのこと、入賞賞品も日本語版だ。持ち帰っても資産にならない。自分がMtGを始めたのは小学生の頃で当時は少ないお小遣いで買ってたので、ちょっとだけ安い英語版を買うのがマイルールだった。あと、MtGに惹かれたのはその美しいアートの部分も大きいので英語版のほうが異国感溢れてそれっぽいという理由もあった。ともかくリミテッドには憧れを感じつつずっとやってなかった。でもArenaなら言語の問題はないのでコストパフォーマンスの悪さが気になることはなく、何より店舗に行かなくても知り合い集めなくても気軽に出来ちゃう!最高!最近はドラフトで4-5勝フィニッシュが結構安定してきたのでかなりお得に資産集めが出来ている気がする。

リミテッド初心者なりに気をつけていること

もっときちんと解説してくれている情報がインターネットには溢れているが、備忘録的に書いておく。

バランス大事に!

マナカーブもそうだけど、気をつけているのはクリーチャー比率。構築戦と違って望み通りのデッキは組めないので、やはりどんな強力なソーサリーがあっても、しっかり盤面を構築するクリーチャーが活躍しないと勝てない。よほどのことがない限り、土地17枚、クリーチャーも17枚前後を目指して組んでいる。すっごい基本のことだけど、これを意識しない時とする時では勝率が段違いだった。基本大事!(昔はもう少しクリーチャー枚数少なめが定石と呼ばれていたと思いますが、おそらくクリーチャーパワーが近年加速度的に強くなっていることから比重が増えているのかと思ってますが、これに触れ出すとキリがないのでここでは触れません!)

中域クリーチャー大事!

マナカーブと言えば1マナから綺麗なカーブを描くイメージがあるが、リミテッドではあまり軽いクリーチャーを入れすぎると簡単に相手に有利な盤面を作られてしまう。特に自分は構築戦でビートダウン系のデッキを好んで使うので、優秀な軽量クリーチャーが流れてくるとつい取りたくなってしまう。けれどもリミテッドでは3-4マナ域とフィニッシャーを少しでも早く着地させて少ない枚数で盤面有利を取っていくことが重要に感じている。特に、ドラフトではピック中にクリーチャーとそれ以外を手動で分けて配置するようにしている。Arenaではマナカーブが視覚的なグラフで表示されるので「良い感じにピックしているな」と思ったら実は特定のマナ域がクリーチャーいなくて呪文ばっかりなんてこともある。前述した「PCおすすめ!」にも繋がるが、モバイル版だとピック中に自分のカードを縦に並べることしか出来ないが、PCなら横に並べることも出来るので手動でクリーチャーと呪文を分けて見ることが出来る。便利。(ドラフトでも低コストで固めた軽量デッキは組めるでしょうが自分にはまだ難易度が高そうなので一旦忘れてます)

膠着状態を打破出来る動きを意識

もちろん除去は優先度高い。膠着状態を容易に崩してくれる。それだけじゃなくてプレイしながら学んだこととして、膠着状態を打破出来るパワーがあるなら3色目タッチもあり。まぁこれは環境によって状況は違うだろうが(環境によっては多色推奨だったり単色推奨だったり)リミテッドは膠着してしまうことも少なくないので土地は結構並んでいたりする。高マナ域なら3色ぐらいは出たりする。それ以外にもマナ効率は悪くても占術などの起動型能力を持つカードも、盤面が膠着してしまったらすごく頼もしかったりする。

MtG Arenaのイマイチなところ

PCじゃないとちょっとつらい

これは前述した通り。スタンダードの構築戦以外は自分の知らないカードや馴染みないカードがバンバン出てくるのでカードテキストを確認するのがモバイルだとつらい。iPadなどタブレットなら見れるには見れるが長押ししないと大きく表示されないのがテンポ悪い。もしかしたら生粋のモバイルゲーマーなら慣れっこなのかもしれないけど、PCっ子の自分はちょっときつい。まぁこれはArenaが悪いっていうか、MtGの複雑なルールだと仕方ない部分だとは思う。

リアルカードならではの楽しみがない

自分も最初は抵抗があった。やっぱカードを手で触って、床に広げて、あーでもないこーでもないと言いながらデッキ組んで、1人で回してみて具合確かめるアレもMtGの楽しさじゃないの?っていう。これはもう仕方ない。そのかわりデジタルには圧倒的な手軽さがある。ただ「リアルカードを触れる」という点については、「Arenaで遊んですごく気に入ったデッキが出て来たら、デジタルで使ってみて調整も済ませて、実際に構成が固まった時点で指名買いで集めたら一番経済的じゃない?」と言って自分を納得させた。実際、ひとつのデッキが完成するまでには、いろいろ買って調整してみて、せっかく揃えた高いカードも調整次第では使わないカードになってしまう。そういう意味ではリアルカードよりずっと経済的に楽しめる。もうひとつ問題があるとすれば「世の中の状況的にもデジタル対戦が便利すぎてリアルカードを買ってプレイする機会が全然ないし今後もあまりなさそう」ってことだろうか…。

激安レアでオリジナルデッキを作る楽しみ

こじらせオタクなのでオリジナルデッキ大好きだ。リアルカードでMtGやってたときは、自分のコレクションを眺めては50円ぐらいで取引されているハズレレアを使ってコンセプトデッキを組んで、意外と良い感じに組めたことによって自分の隠された天才性を見出してしまい、実際に他のパーツを買い集めて組んでみてもやっぱり完璧で、試しに環境上位デッキを使って自分でひとり対戦をやってみたところ環境上位デッキに全く歯が立たずにあなたの天才性をゲームから追放する。これは打ち消されない。という体験が出来ない。Arenaでは同じレアリティであれば入手性は基本的にどんなカードも同じだからだ。結構好きだったんだけどな、激安コンセプトデッキ作り。Arenaでは出来るだけレアを少なくした格安デッキを作る楽しみで代用出来そうだが、ランク戦で勝ちにいくとすれば、現実的には速攻系デッキしか作れなさそうでちょっとワクワクしていない部分が正直ある。

まぁそんな感じで、今までやってこなかったリミテッドをやり始めたというのもArenaしっかりハマった部分かもしれない。目指せ7勝でこれからもボチボチやっていきたい。

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